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◇ それでいいのだ ◇


それでいいのだ

 

 

 一番幸せなのは 眠っているとき

 

 それって 何のために生きているのか

 


 

 ほら そうやって考え始める

 

 出ない答えを 探し続ける

 

 それがいけないのだ

 

  


 おいしく 食べて

 

 温かい湯船に 浸かって

 

 気持ちの良い寝床に もぐり込む

 

 


 そんな毎日を 送れれば

 

 それでいいのだ

 


 

 ですよね バカボンのパパ



# by mirror-lake | 2024-06-17 07:49 |

* 終の棲家 *


 人生、最後に暮らす場所。

 戸建てかマンションか――

 持ち家か賃貸か――

 子世帯と同居か別居か

 

 経済的に裕福で、家族に恵まれ、健康であれば、選択肢も多く楽しい選択だろう。しかし、多くの場合現実は厳しい。

 年金生活は苦しく、貯金を取り崩していく中、住まいにお金はかけられない人は多いに違いない。

 また、子ども世代と老後からの同居となると、ハードルは高い。受け入れられたとしても世話になる分肩身が狭く、きっと快適というわけにはいかないだろう。

 そして、健康状態によっては病室が終の棲家なんてことにもなりかねない。

 

 人生なんて、先のことは誰にもわからない。所詮いいことばかり望むのは無理というもの。

 そして、希望は人それぞれ千差万別。その上、その時々で変化する。

 現状に不満を抱きながらも、後々あの頃は良かった――そう思う時が来るだろう。自分では気づかぬうちに歳をとっているものだから。

 でも、いつだって今が一番若い。それも間違いない。明日はまたひとつ歳をとる。

 そうしているうちに、絶対避けたい、近しい人たちとの別れにも遭遇する。悔いのないようできるうちに、顔を見て、話をし、いい思い出を作っておきたいものだ。

 

 そして、自分の番が来るまでは、家族に迷惑をかけない程度のわがままで、自宅で生を全うしたい。




2024.6.13




# by mirror-lake | 2024-06-13 07:46 | エッセイ


読んでもらえると うれしい
誰かと 繋がっていられる喜びは 大きい

そんな思いで 続けているブログですが
多くが 再投稿ですし
そもそも「物語」というもの
ブログには そぐわないのでは??

時に 立ち止まり
迷える子羊になります ^^;




さて そう言いながら
今月の ショートショートです (^^ゞ





今月のショートショート《6月》_e0370128_13191436.png



ー72ー 追われる女



 私はいつも何かに追われている気がしていた。

 子どもの時は、すべての評価の対象となる成績だ。数字で表されるから単純明快だった。学校は子どもたちにとって、何より大切な世界だ。友だちの存在は、時に親より大きい。そんな友だちに認めてもらうため、自分ではどうしようもない容姿や、表面に現れにくい性格に頼るより、良い成績をとることで、自分の存在感をアピールしようとした。そのことがガリ勉と揶揄され、評価を落としていることに気がついた時は遅かった。

 

 大人になり、就職すると、配属された部署に、私のほかに同期はひとりだけだった。当然、何事にも比較された、と私は勝手に思ってしまった。その上、何事につけても彼女の方が優秀に思われている、と思い込んだ。また、私のガリ勉が始まることとなった。仕事を早く覚え、少しでも上手にこなそうと努力を惜しまなかった。文字通り、仕事に追われる毎日が続き、その努力の甲斐あって、三年後には役職までついた。ところが気がつけば、同期の彼女は社内恋愛の末、上司との結婚が決まり、みんなに祝福されて寿退社。そして私はまた、やり手の女という、煙たがられるレッテルを張られる結末を迎えた。

 

 懸命に努力することが、ことごとく裏目に出る……もう、これからは何事もほどほどにやろうと思った。人生を楽しむことに目を向けようと。

 そして、手始めにテニススクールに通うことにした。くれぐれも人よりうまくなろうとか、ゲームに勝とうとか思わないように気をつけた。とにかく楽しむのだ、と自分に言い聞かせた。肩の力を抜いてみると、世の中楽しいことがあるのに気付いた。練習後、スクールの仲間とのお茶会も楽しみとなった。いろいろな世代のメンバーがいて、知らない話を聞けるのも新鮮だった。

 ところが、ある時、私は気づいてしまった。若い子たちがピチピチしているのは当たり前だが、中年以降のメンバーたちの見た目に顕著な差があることに。実年齢とは違う、見た目年齢というものの恐ろしさに気づいてしまったのだ。独身である私は、常に女でなければならない。いつ、いかなるチャンスが巡ってくるかわからない。歳をとってなどいられないのだ。

 ヨガ、エステ、美容院、高級化粧品等々、アンチエイジングに追われる日々が私を待ち受けていた。人はきっと、心を磨くことの方が大切だと言うだろう。でも、現実にはそんなきれいごとは通用しない。女は見た目だ、若さなのだ。

 成績やライバルが相手の時とは違い、私は、これからずっと「時(老い)」という、勝ち目のない敵に追われ続けていくのだろうか。



# by mirror-lake | 2024-06-11 07:28 | 歳時

ささやかな楽しみで書いている物語。   誰かの心に染みてくれることを願って……

by 鏡湖